
琉球のやきものは、600年ほど前から中国や朝鮮、日本、東南アジアの国々の影響を受けながら、その色彩、かたち、技法において、琉球独自のものを形成し発展してきました。
かたちも、壅、鉢、徳利、碗、皿、壺、香炉、花立、蓋物、祭器などあらゆる生活用器が生み出され、逞しく力強い造型が見所です。
その技法においても、染付、三彩、流、釘彫、象嵌、貼付、飛び鉤、刷毛目などがあり、模様は自由自在です。
特にこの読谷山地域は、喜名土、長浜土、山田土、仲泊土、前兼久土、喜瀬土など多種な胎土にめぐまれ、また南方渡来の技法による無釉の焼き締、喜名焼(琉球南蛮)が焼かれていた所でもあります。
読谷山焼 北窯は1992年開窯、四窯元が共同システムにより大窯を焼いています。