小石原焼とは...
小石原焼は福岡県朝倉郡東峰村にて焼かれる陶器の総称です。小さな山間の自然豊かな美しい環境の中で採れる陶土は鉄分が多く、焼き物にぴったりの土。1682年からの歴史を持つ、生活に根ざした陶器です。多様な伝統技法によって表現される独特の幾何学的な文様が特色で、1954年、柳宗悦やバーナード・リーチらが小石原を訪れ、「用の美の極致である」と絶賛したことでも全国的に知られるようになりました。
上鶴窯について...
上鶴窯は、1978年(昭和53年) 旧小石原村の地にて開業しました。今は2代目である和田祐一郎さんが窯元として日々作陶をされています。
小石原焼には伝統技法が多く存在しますが、上鶴窯では主にとびカンナ、刷毛目、櫛目(くしめ)などを施した、手作りならではの温かみのあるうつわを作陶されています。特徴的なブルーグレーのやさしい色合いも上鶴窯ならでは。当窯では伝統技法を活かしつつ、新しくドット柄、鎬(しのぎ)、パステルカラーを取り入れています。今までにない現代のライフスタイルに合わせたうつわにチャレンジし、高く評価されています。