読谷山焼 北窯 宮城正享さんによる 皿付きのしょうゆ差しです。
サイズ:
しょうゆ差し・・・口径6.5cm×蓋を含めた高さ7.5cm
皿・・・径12cm×高さ3.5~4cm
※ここに掲載している写真はシリーズの代表です。お届けする商品と形、色、寸法がそれぞれ異なりますことを予めご了承ください。
<日常に溶け込む琉球の器を…>
「やちむん」は、沖縄で日用雑器として愛用されている「焼き物」です。
芸術作品として鑑賞するのではなく、ごはんやおかずをドッサリのせて、毎日の食事を楽しくいただくことを目的として作られています。日用雑器としてたくさん作られるやちむんには、「しまんちゅ流」のおおらかさと豪快さがあり、そこが他の芸術陶芸にはない魅力なのです。
<ご購入の前に>
重ね焼きの際に生じる釉薬落ちで出来る輪「蛇の目(天使の輪)」は、やちむんの大きな特徴ですが、やちむんにはその他にも様々な表情があります。同じシリーズでの厚みや大きさ・色合いの違い、形のゆがみは、手作りならではの魅力としてご理解いただけると幸いです。
また、下記のような表情がみられる場合がありますが、これらをやちむんの『風合い』として末永くご愛用いただけますと幸いです。
- 釉薬のムラやプツプツと噴いた表面。
- 器の肌や底などにみられる貫入(ヒビ)
- 中央の輪などに付着した黒い微粒子(窯の火で焦げや灰・煤が付着することがあります。)
- 蛇の目(天使の輪)の色ムラ(重ね焼きの際に上の器が癒着し、それを剥がす時に生じる跡や窯の中の温度によりオレンジ色になることがあります。)
初めてやちむんを手にされる方は驚かれるかもしれませんが、これらはすべてやちむんの『味』として愛されている特徴です。当店では、沖縄のおおらかさを感じさせるこの素朴な表情に惹かれ、本土でも日常の食卓にやちむんをお使いいただけるよう、ご紹介しております。
<ご使用の際は>
やちむんは、永く使い込むにつれて、それぞれのご家庭オリジナルの味わいが加わり、日々変化する表情をお楽しみいただける器です。
もし、水分の浸透がどうしても気になる場合は、ご使用前にお米のとぎ汁で煮沸し、一晩、とぎ汁に浸しておくと、でんぷん質で土の隙間がコーティーングされます。(ただし、完全に浸透を防ぐというわけではございませんので予めご了承ください。)
洗った器は、しっかりと乾燥させて、風通しの良い場所で保管して下さい。
うつわを末永くご愛用いただく為に、電子レンジ・食器洗浄機のご使用はお避けください。